×・・・ダルマに手足



△・・・各部は輪切り


○・・・左右の縦軸

スウェイ考察



スイングダンスの要のひとつであるスウェイについて考えてみます。

いろいろな方の考えがあると思います。

今の時点で理解できている範囲での私の考えであることをお断りしたうえで参考までに記載します。





身体各部の捉え方



身体は脚部の上に腰、ボディ、胸、頭部が順に積み上げられて成り立っていますので、そういう意味ではこの下からの積み重ねの意識は大切です。

ただその場合でも左右に分割した上での積み重ねの意識のほうが良いでしょう。

さらにこれを縦のエレメントを一体として意識して動く方がさらに良いと思います。




縦のエレメントは

①左半身の縦の軸  
②右半身の縦の軸  
③背骨から頭部の軸



横のエレメントとしては両腕から肩、肩甲骨のラインになります












 右     左
横隔膜部の引き上げ

 右       左
 中央点線部分がスウェイ








×・・腰折れ


×・・立てない


スウェイとは

. 大きな美しいムーブメントを得るにはスウェイを上手く使って行くことが必要になりますね。

ボールルームテクニックによりますとワルツの場合を例に取って”体の傾斜のことで、通常は動いている足と反対の、回転の内側に向かって傾きます”とあります。


上の図のようなイメージでしょうか。こちらが正面としますと、右胸側面が引き上げられているのが見えると思いますが、これは左サイドを縮めた結果右に張りが生まれたものです。

この時一番出ている部分は腰ではなく横隔膜部分であることを注意してください。

今右足でサポーティングしていますのでこの場合の左サイドとは一般的には左脇腹のほうとなりますが、もう少し厳密にいうと中央点線の部分が右脚で立った時のスウェイの場所と考えます。


ためしてみると背骨がグングン引き上げられるのが実感できると思いますが、これが大きなムーブメントを作り出しています。

この場合も軸線上でバランスすることが大事ですが、スピードがつくほどフロアに対して軸線はやや内側に傾くのはオートバイのレースなどをみればイメージできますね。


でも必要以上な傾きはその時点でバランスすることが出来ませんので不可ですし、上体が折れることも好ましくありません。


立てないバランス



左の2枚の図を見て下さい。

上体だけみると一見同じようですが上の図は腰が折れていますので、そこから上は引き上げどころか落ちるだけになります。

下の図はそもそも足の着地地点まで体重が来ていない為相手のムーブメントにブレーキをかけて邪魔してしまいます。

いずれも相手に重いと言われる原因になりますので気を付けたい点です。


また、同じことは横への動きだけでなく進行方向に対しても同じことが言えます。

スローフォックストロットなどでは特に二軸、サイドリーディングなどを総合的に使って行くことによって、前後左右への大きなムーブメントを得ることができます。


これをカップルとして共有出来て行ければ華麗なるダンスはあなた達のものになります。






真っ直ぐ左足体重


真っ直ぐ右足体重






①左足・左側スウェー


②左足・右側スウェー


③右足・左側スウェー


④右足・右側スウェイ




スウェイのパターン



左の二つの図はその場でか、あるいはあまり動きが大きくない場合の左側、右側のそれぞれの片側荷重をイメージしたものです。


















動きが大きくなるスイングダンスにおいては真っ直ぐだけでは限度があり、よりダイナミックに表現できるスウェイのテクニックを使います。


図のように 2(右足、左足)×2(右頭、左頭)の4通りのパターンが考えられます。

正面から見て
①・・・左足・左側スウェー
②・・・左足・右側スウェー
③・・・右足・左側スウェー
④・・・右足・右側スウェー
になります。

下半身は左から右へと又は逆に移動しながら、上体は左右どちらへでも自在に切り替えてゆくことにより、立体的でドラマチックなシーンを作り出すことができます。


図では軸線は垂直に描いていますが、ハイ・スピードで動くほど軸線はフロアに対して垂直ではなく、内側に傾いてくるのは自然なことです。





ヘッド・ウェイト



ヘッドの魅力的なアクションは主に女子がよく使用しますが、男子も時々効果的に使うのを見かけます。

ここではそのようなヘッド・アクションではなく、ヘッド・ウェイトを考えたいと思います。

特にスイング・ダンスにおいては背骨の上に頭部が乗っていることはひとまず大事なことです。

ただウィーブなどの後退から前進に切り替える動きなどにおいては特に言えますが、直立しただけでなくヘッドの重みを利用してより積極的に背中を使って行ければ尚ベターだと考えています。

頭の重さを利用することにより、弾みをつけたり、スピードを増したりダイナミックな動きを表現することができます。

この場合でも倒れ込むのではなく、あくまで重心の通過が前提となりますし、頭部は背骨の軸線の延長にあります。

首から上だけを使わないで、背中で頭の重さを受けるようにしてください。

やはり振られますからボディや下半身を強くし、特にお腹(丹田)をしっかり締めて安定をはかることが重要になります。





社交ダンスよもやま話!