ダンス用語豆知識


ダンス用語は当然ながら英語の記述が多いのですが、語学の堪能な方にとっては”常識でしょ”というものも多いと思います。
一方で意味が分からなくてもなんとなく使っているものも多いと思いますし、発展の過程からスペイン、ポルトガル、フランス語などが混在しています。


知らなくてもダンスは踊れますから、あまり一生懸命覚える必要もないとは思いますが、知っていると便利なこともあります。
ちょっとした知識として頭の片隅に留めおいて頂ければと思い、いろいろな文献を参考にしながら私自身も勉強させてもらいました。

全部網羅することは無理なので、ここでは適当にピックアップしてみました。


ア行

アイソレーション(Isolation)

”分離”や”絶縁”の意味 
身体の各部位をそれぞれ別々に分けて動かすこと

アイーダ(Aida)

ルンバやチャチャチャで男女がCPPで三歩後退するフィギュア
このステップを踊っていたアイーダというキューバの女性の名前由来説や、オペラの舞台でアンコールの時出演者が手をつないで後退する動作に似ていることから付けられたなどの諸説があるが定かではない

アクロス(Across)

”横切って”の意味
足を前方又は後方へステップする時、支え足を横切って他方の足が踏み出されることをいう

アップ(Up)

前のステップでライズしたその高さを保つ動作をいう
フォックストロットやクイックステップに多く出てくる

アドバンス(Advaneced)

”高度な”や”上級”の意味
アドバンス・ヒップ・ツイスト等と用いられる

アペル(Appel)

”呼びかけ”や”呼び出し”の意味のフランス語
英語だとアピール(Appeal)
パソ・ドブレで使用され、左右どちらかの足を床に強く下ろす動作のことで、一歩目の呼び出しに使われる

アマルガメーション(Amalgamation)

”合併”の意味
一歩一歩のステップを組み合わせて、ある一定の形になったものがフィギュア
フィギュアを連ねて作られた、ひとつながりの踊りの構成をル-ティン
ル-ティンを合理的に組み合わせて、まとめたものをアマルガメ-ションという
ただ実際は必ずしも明解に使い分けられてはいない
その組み合わせは無数です

アライメント(Alignment)

”軌道”や”方向”などの意味
踊って行く方向をいい通常、”壁斜めに面して”とか”LODに背面して”とかで表現する
テクニックブックでは更に細かい表現をして下記のように使い分けている
✩ 面して又は背面して・・・足とボディが同一線上にある時をいう
✩ 向けて・・・ボディに対し足が違った方向にある時をいう

アラベスク(Arabesque)

”アラビア風の”の意味
アラベスク・ラインなどと使う(エロス・ラインともいう)

アレマーナ(Alemana)

”ドイツの”とか”ドイツ風”という意味のスペイン語であるが、ドイツ風のどんな踊り方を起源としたのかは定説がない
ルンバ、チャチャチャに良く使われるフィギュア名

アンダー・ターン(Under Turn)

正規の回転量より少なく回転すること
コーナーで新LODにアライメントをかえる時などに使われる

逆に後続フィギュアの関係で正規の回転量より多く回転することをオーバー・ターン(Over Turn)という

インピタス(Impetus)

”勢い”や”推進力”や”はずみ”のこと
インピタス・ターンは女子の積極的な前進のエネルギーを回転のパワーとして踊ることから名づけられた

ウイスク(Whisk)

”払いのける”や”素早く運ぶ”の意味がある
左足からのクローズドチェンジの時に足を滑らせてとっさに後ろへかけたのが始まりとの説がある
スタンダードやラテンにも広く使われるフィギュア

ウイップ(Whip)

”鞭で打つ”の意味
ジャイブでのフィギュアのひとつ

ウィーブ(Weave)

”織る”や”巻き付く”や”よじれる”などの意味
男女が入れ違いながら移動するフィギュアでフォックストロットやワルツに良く使用される
ナチュラル・ウィーブ、リバース・ウィーブ、ベーシック・ウィーブ、ランニング・ウィーブなど多数

ウェーブ(Wave)

”波”や”うねり”などの意味があり、そのような動きのフィギュアの名称
フォックストロットのリバース・ウェーブなど

ウイング(Wing)

”翼”や”羽根”の意味
軸となる男子の周りを女子が右から左へ移動するフィギュアでワルツでお馴染みです

ウインドミル(Windmill)

Wind(風)を利用したMill(粉引き機)・・・”風車”の意味
ジャイブやジルバにある風車のように動くフィギュア

ウッドペッカー(Woodpecker)

”キツツキ”の意味
クイックステップなどでトーで床を叩く動作をいう

エカルト(Ecart)

”隙間をあける”や”離れる”や”遠ざかる”の意味でフランス語
パソドブレのフィギュアのひとつ

エキジビション(Exhibition)

”公開”や”展示”の意味
勝敗に関係なくショー化されたダンスを指す

エクステンション(Extension)

”延長”や”拡張”の意味
身体を伸ばすことの意味や、フィギュアを延長する時などに使われる
後者の場合例えばエクステンション・ウイーブなどと使う

エックス・ライン(X Line)

カップルで”X”の形を表現するラインのことでピクチャーポーズのひとつ

エル・オー・ディー(Line of Dance)

通常略してLODと呼ばれる
フロアにおけるダンスを踊る方向で、反時計回りの方向の流れ

オナー・ダンス(Honor Dance)

オナーは”栄誉”や”栄光”の意味
競技会で優勝者がその栄誉のあかしとして踊るダンス

オーバー・スウェイ(Over sway)

ピクチャー・フィギュアのひとつ
サイド・スウェイから女子の左肩が左腰を超え、スェイが大きくうしろに傾いた形をいう

オフ・バランス(Off Balance)

足の上にある均衡を保った重心がその位置からはずれ、バランスが保てない状態

オフ・ビート(Off Beat)

ルンバやチャチャチャのように2拍目や4拍目からステップを踏むようなリズムの取り方をいう
これに対して1拍目や3拍目からリズムを取るのはオン・ビート(On Beat)という

オープン・シャッセ(Open Chasse)

ハーフ・シャッセともいい、両足を完全にクローズせず半ばクローズして踊るシャッセのこと
速い音楽の場合や素早く動きたい時に使われる
クイックステップやチャチャチャ、ジャイブなどに使われる

オープン・ターン(Open Turn)

第3歩をクローズしないターンのこと
ナチュラル・ターンをオープン・ターンするとオープン・ナチュラルというフィギュア名になる

オープン・フィニッシュ(Open Finish)

ステップの終わりでクローズせずに、外側に前進(女子は後退)で終わること
タンゴで使用される

カ行

カウンター・プロムナード・ポジション(Counter Promenade Position)

男子の身体の左側と女子の体の右側がモダンでは接触し、ラテン(サンバ、パソ・ドブレで用いられる)では近づき、その反対側がV字型に開いたポジション
略してCPPで表記される
プロムナード・ポジション(PP)の反対

カウンター・バランス(Counter Balance)

お互いの圧力を背中のほうにかけ、釣り合いながらトップの輪を広く大きく見せるようにすること

カール(Curl)

”渦巻く”や”巻き上げる”の意味
女子オープン・ポジションからスパイラル・ターンを踊ってファン・ポジションで終わるルンバのフィギュアのひとつ
通常のスパイラル・ターンより足首の交叉がゆるく行われるのでルーズ・スパイラルとも呼ばれる

キューバン・ブレーク(Cuban Breaks)

チャチャチャのフィギュアのひとつ
Breakは”中断””壊す”などの意味
&カウントもステップして、早いタイミングで素早く切り返す(ブレーク)歯切れの良さが特徴

クォーター・ビーツ(Quarter Beats)

1ビートの1/4ビートの意味

クカラチャ(Cucarachas)

クカラチャはスペイン語の”ゴキブリ”の意味(英語だとコックローチ)
足でゴキブリを踏みつぶす動作が由来ともいわれる
ルンバのフィギュアのひとつ

クー・ド・ピック(Coup de pique)

Coupはフランス語で”突き”、Piqueは”矛”の意味
パソ・ドブレのフィギュアのひとつで、闘牛士が牛を刺激するために槍で突く動作を表したもの

クリス・クロス(Criss Cross)

サンバのフィギュアのひとつで右へのトラベリング・ボルタと左へのトラベリング・ボルタを続けて踊ること
クリス・クロスとは”十文字、十字形”の意味があり、クリス・クロス・ボルタともいう

クルザード(Cruzados)

サンバの基本フィガーのひとつで、シャドー・ポジションで前進するクルザード・ロックとクルザード・ウォークがある
Cruzadoはポルトガル語、スペイン語で”十字”や”十字軍”のことで、英語ではクルセダース(crusaders)となる
船のクルーザーもクロス(十字架)由来

クレイドル(Cradle)

向き合って両手を取り合った形から男性が左手を上げて女性を左へ回し、自分の右腕の中に入れて始まる ジルバでおなじみのフィギュア
”ゆりかご”や”ワインかご”の意味がある
パートナーを赤ちゃんやワインのように大切に扱うイメージ

コリオグラフィー(Choreography)

”振付け”のことをいう

コルタ・ジャカ(Corta Jaca)

コルタはポルトガル語で物を細かく切る、ジャカはスイカのような大きな果物
サンバのフィギュアのひとつでジャカを切るような動作を指す

コルテ(Corte)

スペイン語やポルトガル語で”カット”の意味
前進又は後退の動きをV字型にカットするようにして方向を変えるフィギュアに名づけられている
例えばワルツのリバース・コルテやホバー・コルテ、タンゴのバック・コルテ等がある

コングレス(Congress)

”会合”や”会議”のこと
ダンスでは技術発表会や講習会等の際にも使われる

コンタクト・ポイント(Contact Point)

男女が組んだ時の”接点”のことでアームやボディなどにある

コンティニュアス(Continuous)

”連続的な”の意味
動作を繰り返し連続しておこなうこと
例えばルンバのコンティニュアス・ヒップ・ツイストやコンティニュアス・スピン等がある

コントラ(Contra)

”反対の”の意味
タンゴのコントラ・チェックやサンバのコントラ・ボトフォゴなどのフィギュアに用いられる

コントラリー・ボディ・ムーブメント(Contrary Body Movement)

CBMと略されダンスを踊るうえで重要なボディ・アクションである
通常、回転を始めるために前方又は後方に動く足の方向に、反対側(支え足側)のボディを絞って起こす回転動作のこと

サ行

サイド・リーディング(Side Leading)

前進又は後退をする時に、動く脚と同じ側のボディを動かすことで、ダンスを踊るうえで重要な動作である
以前はショルダー・リーディングと言っていたので、そのような呼び方をする方もいます
ショルダーだけを動かすわけではなく、ボディ全体の動作なので誤解を生じないようにしたのが、改訂された理由と考えられる

サイド・ロック(Side Lock)

文字通りサイド方向へのロックの動作でサイド・クロスとも表現される

サポーティング・フット(Supporting Foot)

体重を支えている方の脚

シェイプ(Shape)

カップルが作り出す姿、形のこと

シャッセ(Chasse)

”開く、閉じる、開く”の3歩でで構成されるフィギュア名
シャッセ・フロム・PPやシャッセ・トー・ライト等多くのフィギュアに用いられる
フランス語のバレエ用語で、英語のチェイス(追いかける)に相当する
開いた足を閉じる足が追いかけるところからついたと思われる

シュール・プラス(Sur Place)

Surは前置詞、Placeは場所で”その場で”の意味のフランス語(英語だとプレイス)
パソ・ドブレのフィギュアのひとつ

シラバス(Syllabus)

”講義などの概要”のことで講習会や競技会の内容を示す案内や手引書を指す

シンクロナイズ(Synchronize)

”同時に動く”や”同期する”の意味、省略してシンクロともいう
男女の動きや音楽との関係性を示すのに用いる

シンコぺーション(Syncopation)

音楽用語で”節分音”と訳されるが基準となる拍動パターンを破るアクセントの移動のこと
音の強弱に変化を与えたり、リズムに変化をつける場合に用いられる
ワルツのシャッセ・フロム・PPは以前シンコペーティッド・シャッセと呼ばれた

スイッチ(Switch)

回転や進む方向を逆に切り替える動作をいう 
タンゴでも使われる他、ラテンでもスイッチ・ターンなどのフィギュアとして使われる

スイートハート(Sweetheart)

チャチャチャのフィガーのひとつ
恋人同士が仲良く散歩するイメージから名づけられたという

スイブル(Swivels)

”旋回する”の意味
軸足のボール上で回転することでスウィベルのように表記することもある
アウトサイド・スイブル、クロス・スイブル、テレスイブルなど多用される

スイング(Swing)

”振る”や”揺り動かす”の意味
弧を描いて動くことでタンゴ以外のスタンダードはスイング・ダンスである

スウェイ(Sway)

”傾ける”や”揺れる”等の意味
体の傾斜のことで、通常は動いている足と反対の、回転の内側に向かって傾く
回転の内側のほうに生じるスウェイは、スイング・ダンスにとって重要な動作である

スキャター・シャッセ(Scatter Chasse)

クイックステップにおいてPPから始め”ステップ・ホップ、ステップ・ホップ、シャッセ、シャッセ、ステップ・ホップ”と踊る華やかなフィギュア全体、またはこのシャッセの部分をいう
スキャターとは英語で”まき散らす””ばらまく”意味
男性が右に進むのをスキャター・シャッセ・トゥ・ライト、左に進むのをスキャター・シャッセ・トゥ・レフトという

スタンディング・スピン(Standing Spin)

その場で回転を続けるスピン

ステップ(Step)

一歩一歩の足の動きをいう
また、一定の形になったフィギュアのこともステッ プと言われることもある

ストーク(Stalk)

”忍び足”や”そっと追跡する”の意味
タンゴで使われる忍び足のようなフィギュア

スパイラル(Spiral)

足がらせん状に絡まる状態
ルンバやチャチャチャでのスパイラル・ターンは、回転する支持足の前方に他方の足を体重をかけずに交差する

スプリット・キューバン・ブレイク(Split Cuban Breaks)

チャチャチャのフィギュアのひとつ
Splitは”分割する”の意味
ニューヨークのように左(PP)右(CPP)に動く、ただし&カウントの早いタイミングで踊るため体重移動は少なくする

スライディング・ドアーズ(Sliding Doors)

引き戸のこと
ルンバのフィギュアのひとつで男女が左右に交互移動するもの

スリー・ステップ・ターン(Three Step Turn)

3歩で構成するターンのひとつ
おもにラテン種目で使用される

スローアウェイ・オーバースウェイ(Throwaway Oversway)

"throwaway"は放り投げるの意味
男子はオーバースェイよりも身体を多く回転をして、女子を左側に開いて終わるように踊るフギュア

セイム・フット(Same Foot)

男女が同じ右足同士又は左足同士をステップすること
セイム・フット・ランジなどがある

セグエ(Segue)

”切れ目なく進行する”意味  (*確かアメリカの二輪車にそんな名前のがありましたね)
ダンスでは2種目以上をテーマ性を有するひとつの作品にまとめて踊ることをいう

タ行

タイム・ステップ(Time Step)

チャチャチャの基本フィギュアのひとつ
この場合のタイムは”タイミングを合わせる、リズムに合わせ”意味で、正確なリズムが取れるようにとの考えから開発されたフィギュア

ダィレクション(Direction)

動く方向のこと
ディレクションともいう

ダイアゴナリー・トー・ウォール(Diagonally to Wall)

壁斜めのことでテクニックブックでは一般的に”DW”と表記される
ちなみに中央斜めはダイアゴナリ―・トー・センター”DC”と表記する

ターキッシュ・タオル(Turkish Towel)

トルコ風(トルキッシュ)のパイル織りのバスタオルのことで、おそらくそのタオルで背中を拭く動作が語源でしょう
チャチャチャのフィギュアでお馴染です

タンブル・ターン(Tumble Turn)

”転がり落ちる”や”転落する”意味で急激なロァーを伴った回転のこと
ワルツやフォックストロットなどによく使われる

チェイス(Chase)

”追う”や”追跡する”の意味
タンゴやチャチャチャのフィギュアに使われている

チェック(Check)

”阻止”や”食い止める”などの意味
前進から後退又はその逆に動きを切り替える動作又はステップをいう

ディベロップメント(Development)

”発展”や”発達”の意味
ベーシックの踊り方を変化、発展させたもの

デベロペ(Developé)

フランス語で上記と同じ”発展”の意味
バレエのデベロペ(片足をもう一方の足の膝の辺りまで持ち上げてから、その足を空中に伸ばす動き)からきていると思われる
社交ダンスにおいては、女性がセイム・フット・ランジから右足をキックするまでの一連の動き(ハイ・レッグ・ライン 〜ドロップ・キック)をさす

ティプル(Tipple)

”酒を飲む”ことの意味
酔っ払いの千鳥足のような動作をするフィギュアのことで、クイックステップではティプル・シャッセがある

ディレイド(Derayed)

Deray”送れる”や”引き延ばす”の意味
体重を移す時に通常より少し遅らせて動く方法で、ディレイド・ウォークとしてルンバなどに使用される

テレマーク(Telemark)

ノルウェー南部のテレマルク地方を中心に発展した現代スキーの原型ともいえる脚を前後に開くスタイルが似ていることから、このように呼ばれるフィギュアの名称
オープン・テレマークとかクローズ・テレマークなどがお馴染

テレスピン(Telespin)

オープン・テレマークとスピンをつなぎ合わせて作られたフィギュアの名称

テンション(Tension)

”緊張”や”張り”の意味
ダンスでは筋肉の張りや身体の張りをいう他、相手との間のリードの伝達の有無などでも使用する

ドラグ(Drag)

”引きずる”や”引っ張る”などの意味
足を引き寄せる動作を指す
ドラグの他、スパニッシュ・ドラグなど

トラベリング(Traveling)

”動き続ける”ことの意味
コントラ・チエックの1歩めからさらに移動を続けるトラベリング・コントラ・チェックやパソ・ドブレのトラベリング・スピンなどがある

トーン(Tone)

音楽では”音調”や”音質”や”音色”のこと
身体の筋肉、器官などをダンスを踊るのに適した状態にすることをトーンを保つという
ボディ・トーン・・・すっきりした身体の線を保つことで、適度な筋肉のテンションによって得られるが、過度に固めなく弾力性に富んでいなければならない

ナ行

ナチュラル(Natural)

右への回転のことです
右回転のフィガーをナチュラル系フィギュアといいます
ナチュラルダンシングのように自然に踊る・・という意味で使うこともあります

ナチュラル・トップ(Natural Top)

トップは”頂上”とかいろいろな意味があるが、この場合は”こま(独楽)”の意味
ルンバやチャチャチャで右回りにこまのように回転するフィギュア
逆の左回りはリバース・トップ

ニーバック(knee Back)

ラテンで使われる用語で、膝をうしろに反らせるように脚をしっかり伸ばすこと

ニューヨーク(Newyork)

ラテンのフィギュアのひとつ
ニューヨークで流行していたステップ由来の名称といわれている

ノーフットライズ(No Foot Rise)

ライズはボディ及び脚だけで行われる
支え脚のヒールは次のステップに体重が移動するまでフロアーとコンタクトしている
略語としてNFRが使われる
フォックストロットの後退女子は特に多用するが、男子後退時にも使う

ハ行

バック・バランス(Back Balance)

重心が後方(ヒール)にある状態をいい、良くない状態
両足を閉じて立った場合についてもバック・バランスというが、特に後退動作の場合体重がトー、ボール、ヒールへと滑らかに移動できずに早めにヒールに乗ってしまうと、上体が落ちてしまいバック・バランスとなるので注意しなければならない

バック・フェザー(Back Feather)

男子が後退、女子が前進するフェザー・ステップのこと

バックワード(Backward)

”後方へ”の意味
バックワード・ロックという使い方をするが”バック・ロック”ともいう

ハーフ・ビート(Half Beat)

1ビートを1/2,1/2に分断したもの
1/4にしたものはクォーター・ビートという

バリエーション(Variation)

”変形””変化”の意味
ベーシック・フィギュアを高度に変化させたフィギュアのこと

ピクチャー・ポーズ(Picture Pose)

その場でみせる”絵になる”かたちをいう
流麗なム-ブメントから一瞬の見せ場で頂点を極めるオーバースウェイやランジなどの決めポ-ズのこと
ピクチャ-ポ-ズを配したコンビネ-ションの妙技はダンスの醍醐味のひとつ
各種目のそれぞれに代表的なピクチャ-ポ-ズがある
ピクチュアステップも同じ意味で使われる

ビッグ・トップ(Big Top)

スタンダード種目で良く使われる、PPの後に続けて踊られるバリエーションのひとつ
Big Topとはサーカスのテントのこと
男子が左足を後方に左回転で振り込む動作がテントの形状に似ていることが由来と思われる

ヒップ・ムーブメント(Hip Movement)

ルンバ、チャチャチャで用いられるムーブメントで、床を圧し、ひざを伸ばしたり緩めたりする結果、柔らかに横にヒップが移動することで、意識的にヒップを左右に振ることではない

ヒールプル(Heel Pull)

ワルツのヘジテーションチェンジなどで男子が用いるヒールターンの一種でライズは行われない
この時の右への回転は支え足である左足のヒールで行われ、ムービングフットである右足は左足に引き寄せられわずか横へと置かれる
この時の右足はヒール、インサイドエッジ、そしてフラットの順で置かれる

ヒール・ターン(Heel Turn)

回転はステップした足のボールで始まり、クローズする足を平行に保ちながら、ヒールで継続する
体重は回転が完了したときにクローズした足に移る

ピボット(Pivot)

足を前方又は後方へステップし、他方の足をCBMPに保ち、片足だけで行う回転のこと
ナチュラルにもリバースにも前進にも後退にも用いられる
英語の意味は”旋回軸”

ヒンジ(Hinge)

フィギュアの名称
レフトホイスクから発展したピクチャーステップで、上体はスローアウェイオーバースェイと同じ形であるが、女子の足が踏みかえられる

フィギュア(Figure)

フィガーとも表記されますが”ボールルーム ダンス テクニック”に準拠しフィギュアとします
通常2歩以上のステップが組み合わされたものをいう

フォーラウェイ(Fallaway)

PPで後退する動作をいう

フォロー(Follow)

リードについていくことで通常、女子が男子のリードにしたがって踊ることをいう

フットワーク(Footwork)

フロアにコンタクトする足の裏の各部分の”置き方と使い方”のこと

ブラッシュ(Brush)

軽く触れることぷ
ムービング・フットがサポーティング・フットに軽く触れて次にステップすることをいう

プラット(Plait)

男子メレンゲアクションで後退、女子はスイブルを繰り返しながら前進するサンバのフィギュア
プレイトとも発音する

”お下げ髪を編む””ひもを編む”の意味もあるが、むしろスカートのプリーツのような”折り目””ひだ”を指す表現のようです

フリーアーム(Free Arm)

ホールド(コネクト)していない側の(自由な)手で、表現するための重要な要素

フレゴリーナ(Fregolina)

パソ・ドブレのフィギュアのひとつで闘牛士の背後で素早く翻されるケープを表す動きです
語源は”モップ、清掃人”に連関する諸説ありますが、定説はないようです

フレッカール(Fleckerl)

カップルが中央に進みその場で回るヴィニーズ・ワルツのフィギュアで、ナチュラル・フレッカールとリバース・フレッカールがある
フレッカールのフレック(Fleck)はドイツ語で”その場(スポット)”を指し、フレッカールはそこから派生したオーストリア語
オーストリア語の”〜erl”は何かを短く表現する時に使い、フレッカールには”その場で踊るもの”のような意味がある

プレパレーション(Preparation)

”準備”の意味です
医療やスポーツなど様々な分野で使われる言葉ですが、ダンスにおいては”予備歩”と呼ばれたりする
スィングダンスにおいていきなりではなく、あらかじめスィングを形づくってから踊り出す動作

プログレッシブ(Progressive)

”前進する””進行する””進歩する”等の意味でフィギュアの名称の一部として使用されている

プロムナード(Promenade)

”散歩””遊歩”の意味です
PPで前進するときに使われる名称

PP(プロムナード・ポジション)は男性の右側を女性の左側に近づけ、その反対側をⅤの字に開いた位置のこと
クローズド・プロムナードとかシャッセフロムPPとか広範に使用される

プロムナード・ポジション(Promenade Position)

男子のボディの右側と女子のボディの左側がモダンではコンタクトし、ラテンでは接近して、反対側がV字型に開かれた形をいう。”PP”の略語が用いられる
その反対をカウンター・プロムナード・ポジションといい”CPP”と表記される

プロムナード・リンク(Promenade Link)

タンゴのベーシック・フィギュアのひとつ。リンクは”つなぐ”意味でプログレッシブ・リンクとは逆にプロムナード・ポジション(PP)からクローズド・ポジション(女子が正面のポジション=スクエア・ポジション)で踊るフィガーへ続ける際に用いられる
なお、パソ・ドブレにも同じ名称のフィギュアがある

ベーシック(Basic)

”基礎””基本”のこと
基本的な動作や基本的なフィギュアのことを簡略化して言うこともある

ヘジテーション(Hesitation)

”ためらう””躊躇する”といった意味のことで、フィギュアの一部が停止され体重が1ビート以上片足に保たれることをいう

ペパーポット(Pepperpot)

クイックステップでバウンスホップ~オープンロック・~ ロックステップの一連の動きを踊るフィギュア
ペパーポットは”コショウ入れ”のことで、コショウ瓶を振る動作が由来

ペンデュラム・スイング(Pendulum Swing)

振り子(Pendulum)運動のことで、主としてワルツのスイングがこれにあたるが、タンゴを除くモダンの他の種目でもフィギュアによってはこれが含まれる
逆に下が支点のスイングをメトロノーム・スイング(Metronome Swing)という

ポイズ(Poise)

脚に対する体の位置のこと
フロアに対する体の傾きのこと
直立姿勢でも前後左右に体を傾けることができ、リーダーとしてパートナーとのバランスを考えたポイズをとることが重要

ポスチャー(Posture)

姿勢のこと
語源はラテン語の Positura(ポジション)とされる
モダンでは頭、肩、胸、腰が1直線であることが望ましいとされる

ボタ・フォゴ(Bota Fogos)

リオデジャネイロの一地区にもこの名があるが、社交ダンスにおいてはサンバのフィギュア名のひとつ
ポルトガル語でBotaはブーツのこと、Fogosは火災のこと
長ぐつで火を消す動作が由来とも言われている

ホッケー・スティック(Hockey Stick)

ルンバ、チャチャチャのフィギュアのひとつ
女子のフィギュアの軌跡がホッケーのスティックに似ていることから命名された

ホバー(Hover)

鳥やヘリコプターが空中に漂うような動作のこと
上体を十分にアップし、ほとんど停止状態に保たれている間に、上体をオーバー・ターンする動作で、ある種のフィギュアの一部で行われる
例ホバー・コルテ、ホバー・テレマーク、ハイ・ホバー

ホール・フット(Whole Foot)

足の裏全体のこと

ボルタ(Volta)

ポルトガル語で”元の場所に戻る”の意味
サンバの重要なムーブメントのひとつで、トラベリング・ボルタ、スポット・ボルタ等多数のフィギュアに使用される

ボーン・シェル(Born Shell)

セイム・フット・ロンデのこと
ワルツ等で男女共に左足で外側にロンデするフィギュアの名称で、その様子が貝を開いたように見えるところから名づけられたとされる
一方でボムシェル(Bombshell)とする説もあり”爆弾”のように意表を突く踊り方で人を驚かすようなことが由来とされる

マ・ヤ・ラ・ワ行

ムーブメント(Movement)

ステップに伴う体の移動のこと

メイ・ポール(May Pole)

男子がサーキュラ・ボルタを踊り、女子はスポット・ボルタ・・ターンを踊るサンバのフィギュアのひとつ
メイ・ポールは文字通り5月(メイ)の柱(ポール)
高い木を立てその上から垂らした色とりどりのリボンを手にした人々が、踊りながら木の周りを回る5月1日のメーデーに行なわれる春を祝う祭 

メドレー(Medley)

音楽では混成曲のことで、複数の曲を連続的に演奏することをいう
ダンスでは2以上の種目を1曲の中に混成したものをいう
セグエのようなテーマ性はない

モダン(Modern)

もともとは古くからあるダンスと区別するための呼び名であった
最近ではスタンダードと呼ぶようになってきている

ユイット(Huit)

英語のeight、数字の”8”の意味のフランス語
8歩構成のフィガーであるところからこの名がついている
パソ・ドブレのフィギュアのひとつで、男子(闘牛士)がシュール・プラスを踊る間女子がケープをひるがえらせる動作をいう

ライン・オブ・ダンス(Line of Dance)

LOD(エル・オー・ディー)と略称される。
舞踏室の壁に沿って、壁と並行な線で、時計の針の動きと反対の方向に踊る方向線のこと

ライズ・アンド・フォール(Rise & Fall)

足、脚及びボディを通じて行う上下の動きであり、ライズ・アンド・ロァーともいう

ランジ(Lunge)

”突進”の意味
フェンシングの突きの形からつけられたフィギュアの名称
セム・フット・ランジやライト・ランジなどがある

リンク(Link)

”つなぐ”の意味
タンゴのプログレッシブ・リンクは正面のポジションからPPにつなぎ、プロムナード・リンクは逆にPPから正面のポジションにつなぐ役目をする
またジャイブは、オープン・フェーシング・ポジションからクローズド・フェーシング・ポジションにつなぐリンク・ロックがある

ルーティン(Routine)

フィギュアを連ねて作られた、ひとつながりの踊りの構成をル-ティンという
ル-ティンを合理的に組み合わせて、まとめたものをアマルガメ-ションという

ロック(Lock)

両足を交叉させること
フォワード・ロックやバック・ロック、ターニング・ロックなど

ロープ・スピニング(Rope Spinning)

回っているロープ、すなわち男子の”投げ縄”のような動作をいう
ルンバやチャチャチャのフィギュアのひとつ

ローリング・オフ・ジ・アーム(Rolling Off the Arm)

主にジャイブやサンバの基本フィギュアのひとつ
ローリング・オフとは”転がり落ちる”と言う意味の英語で、女性が回りながら男性の腕から離れていく様子を表わしている

ロンデ(Ronde)

円を描くように足を回す動作

ワパチャ・タイミング(Guapacha Timing)

チャチャチャにおいて小節の第2拍で普通より遅らせ、その後1/2拍(&カウント)で踊るタイミングの取り方をいう
キューバやスペインで発生したワラチャ(Guaracha ・・チャチャチャのルーツにあたる)と言う音楽と踊りから派生したのが由来との説がある



社交ダンスよもやま話!